洞窟救助委員会は日本洞窟学会により1997年に設立された委員会です。
活動内容は洞窟内での事故を未然に防ぐための啓蒙活動、発生した事故の救助や、行方不明になった場合の捜索など、救助に関する研究や訓練を行っています。また、国際洞窟学連盟(UIS; Union Internationale de Speleologie)の洞窟救助委員会(Cave Rescue Commission)と交流を持っています。
なお、要望に応じてケイビングクラブや観光洞を持つ自治体の救助関係者へ、洞窟救助講習やデモンストレーション、情報提供などを行っています。
洞窟救助委員会
役職 | 名前 |
---|---|
委員長 | 村上崇史 |
副委員長 | |
委員 | 中込幸子 |
後藤聡 | |
落合直之 | |
森住貢一 | |
田中孝宜 | |
飯田暁 | |
門田真司 |
洞窟事故報告のお願い
日本洞窟学会洞窟救助委員会では、洞窟で起きた事故情報を収集しています。事故発生後の速報としての情報と、事故報告書作成後の2段階となります。速報については、事故報告シートに記入の上、洞窟救助委員会へ郵送もしくはメールにての送信をお願いします。また、事故報告書を作成した場合も、郵送などにて報告をお願いします。
郵送先:〒980-8578 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉6?3東北大学大学院理学研究科地学専攻地圏進化学講座内日本洞窟学会事務局気付 洞窟救助委員会
これらにより集めた情報に関しましては、洞窟事故の統計をとり、事故防止に向けた啓蒙活動に役立てたり、事故時の救助に関する研究などに使用します。同様に事故ではなかったけれど、事故になりそうになった事例なども報告いただければ幸いです。
外部救援を受けた場合は「洞窟事故報告シート」を、クラブ内などだけで事故処理を行った場合は「セルフレスキュー報告シート」をご利用ください。
なお、収集した事故情報については、負傷者、団体名について直接公開することはありません。洞窟名に関しては、事故の多い洞窟と言うことで注意喚起のため公表することはあります。
洞窟救助管理表
洞窟事故時に、救助隊や救助人員を管理するためのシート類です。
人材募集のお知らせ
洞窟救助委員会では、洞窟救助組織の構築について、 準備を進める方針で活動を開始しています。 そのため洞窟救助組織の構築に関して興味のある方で、協力していただける方を募集します。
特に、救助技術、医療、通信、土木、法律、会計、 行政などについて専門的な知識や資格などをお持ちの方には強くお願いいたします。
問合わせ先:caverescue@speleology.jp
過去の記録
洞窟救助に関する資料
関連サイト
- フランスの洞窟救助組織-Speleo Secours Francis
- 米国の洞窟救助組織- National Cave Rescue Commission (NCRC)