ポストコロナの学生団体等の洞窟活動再開について


日本洞窟学会 会員および関係者各位

 平素は当学会の活動に多大なるご支援ご協力を賜り、誠にありがとうございます。

 さて、マスコミで報道されているように、政府は新型コロナウイルスの感染法上の分類を本年5月8日から季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げることを決めました。2020年1月中旬に国内初の感染者が確認されてからこれまでの約3年間は、我々は様々な制約を伴った日常生活を強いられてきました。当然ながら「洞窟活動」にも様々な支障が生じ、多くの団体、特に学生団体の「洞窟活動」はほとんど行うことができなかったと聞いています。

 このような学生団体の活動停止に伴い、熟練者・先輩からの経験・技術の継承が十分に行われなかったことが危惧されます。知識・技術の不足は重大な事故につながります。新年度に入ると多くの大学等でのサークル活動が再開され、「洞窟活動」を含む野外での活動も行われることと思いますが、無理のない計画を立てた上で細心の注意を払って活動するようお願いいたします。また、渉外等も以前とは異なった形になっていることもあります。必要な届け出なども忘れないようにしてください。

 当学会としても、特に学生団体については、可能な限り探検技術の指導などを行いたいと考えていますので、info@speleology.jpまでぜひご相談ください。

日本洞窟学会 会長 山田 努
2023年3月4日

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