平成15年10月31日

洞窟グアノ採取プロトコール

 

試料採取時の準備:

 ヒストプラズマが洞窟内の土壌に含まれていても吸入することのないように、医療用サージカルマスクを用意しました。このマスクはヒストプラズマの胞子を通しませんので、着用していただければ、感染を防止できます。また、ヒストプラズマの胞子は皮膚についてもそこから感染することはありませんが、皮膚についたものを吸い込む危険性がありますので、手袋を用意致しました。このマスク、手袋をサンプル採取時にご着用ください。使用したマスク、手袋はビニール袋(同封しますが、どんな袋でも結構です)に入れ、サンプル送付時に一緒にご返送ください。こちらで処分致します。

 

試料採取:

 50 mlの青いネジ蓋のついたプラスチックチューブがサンプルを入れるチューブです。蓋を取って、チューブをスコップ代わりにグアノ、土壌をかき取って下さい。量は多い方が有り難いですが、チューブに1/5位あれば大丈夫です。もちろん、小さなスコップなどで採ったグアノを入れても結構です。採取後は蓋を締め、一つの洞で何ケ所か採っていただける時には、場所がわかるように番号か名前をチューブにご記入ください。

 

調査用紙記入:

  お手数ですが、同封の調査用紙を1サンプル1枚(一つの洞で複数のサンプルを採取いただいた場合には、サンプル番号と、それぞれの採取場所を御記入いただいても結構です)ご記入ください。

 

試料送付:

 サンプルは洞窟毎に同封のジップロックフリーザー袋に入れ、調査用紙、使用済みのマスク、手袋とともに、同封の封筒に入れて、同封の着払い宅急便伝票で菊池宛(宛先は印字してあります)にお送りください。

 どうか宜しくお願い申し上げます。

 

菊池 賢 拝

 

連絡先

菊池 賢 

東京女子医科大学 感染症科

162-8666 東京都新宿区河田町8-1

電話: 03-3353-8111 内線39321、PHS 28923

Fax/直通電話: 03-3358-8995

E-mail: kikuti@clabo.twmu.ac.jp