日本洞窟学会第49回大会・帝釈台大会概要
主催:日本洞窟学会
共催:ながの村自治振興会
後援:神石高原町、神石高原町教育委員会、庄原市、庄原市教育委員会、神石協働支援センター、帝釈峡観光協会
日本洞窟学会第49回大会・帝釈台大会世話人会
大会長 山田 努 (東北大学)
代表世話人 横田 角光 (山口ケイビングクラブ、帰水会)
世話人会
石原 与四郎 (福岡大学)
木村 颯 (九州大学)
藤井 雄基 (うきぐもケイビングクラブ)
三石 伸一 (神石協働支援センター)
宮野 元壮 (ながの村自治振興会、帝釈峡観光協会)
横山 英揮 (元永野を考える会)
吉村 和久 (九州大学)
大阪公立大学学術探検部
最新情報は、
ポータルサイトにて公開していきます。
1.開催日
2023(令和5)年9月8日(金)~10日(日)
2.会場
公開講演会、一般講演会:
総合交流センターじんせきの里(広島県神石郡神石高原町高光2117-10)
講習会、交流会:
ふれあいセンターながの村(神石高原町永野2549-1)
※食事は各自でご準備ください。なお、総合交流センターじんせきの里(公開講演会、一般講演会場)、ふれあいセンターながの村(講習会、交流会会場)とも施設周辺に食事場所、コンビニ等はありません。買い出しは東城(車で約20分)まで出てください。
3.参加対象者
日本洞窟学会会員/一般(非学会員)/学生
4.日程(予定)
9月8日(金)
8:00~13:00 幻の鍾乳洞巡検
9:30~12:00 SRT基礎講習
14:00~ 開会式
~18:00 一般講演
9月9日(土)
9:00~12:30 一般講演
14:00~16:30 公開講演会
19:00~21:00 交流会
9月10日(日)
9:00~12:00 一般講演、閉会式
13:00~18:00 幻の鍾乳洞巡検
13:30~16:30 リーダー講習
13:30~16:00 SRT基礎講習
13:30~16:30 洞窟測量講習
5.参加費
学生会員;5,000円、会員;6,000円、一般学生;7,000円、一般参加者;8,000円
※学生の方で、所属しているサークルが洞窟学会に入会している場合は、学生会員扱いとします。
※8/21(月)以降の申し込みは当日登録扱いとなり+1,000円申し受けます。
大会参加費は、
学会Webシステム会員専用ページから送金するか、もしくは下記口座に振り込んでください。
振込の方は、入金後に大会事務局もしくはoffice@speleology.jpにご連絡ください(振込手数料はご負担ください。)。
銀行名:ゆうちょ銀行
店名:一六九店(イチロクキユウ店) (店番169)
名義人:日本洞窟学会
預金種目:当座
口座番号:0039375
※公開講演会は無料
※団体会員でまとめてオンライン支払をする方は申し込み後、office@speleology.jpにお知らせください。
※ご入金後に参加をキャンセルされた場合、ご返金いたしかねますので何卒ご了承ください。
6. 申込方法および締切等
大会参加希望者は
こちらから必要事項を記入の上、申し込みを行ってください。
予約登録 8/20(日)まで。参加費も8/20までにお支払い下さい。
<重要な日程>
予約登録期間 ~8/20(日)
予約登録入金期間 ~8/20(日)
一般講演申込期間 ~8/20(日)
講演要旨提出期限 ~8/27(日)
プログラム公開予定日 9/3(日)
交流会予約参加期限 ~8/20(日)
7.大会事務局連絡先
ssj49taisyaku[at]gmail.com ※[at]は@に置き換えてください。
8.一般講演会
洞窟学やケイビングに関する講演および遠征やクラブの活動に関する報告等、洞窟に関する幅広い分野の話題を募集します。申込資格および発表形式は、次のとおりです。
申込資格:原則として、発表者が本会会員または本会入会希望者であって、本年度会費を納めていること。
※非学会員が共同発表者に含まれることは、差し支えありません。
発表形式:口頭のみとし、質疑応答時間を含めて20分の予定
日時:9/8(金)午後、9/9(土)午前、9/10(日)午前
こちらから必要事項記入の上、8/20(日)までに申し込みを行ってください。
講演要旨の提出締め切りは8/27(日)とします。
プログラム委員会で要旨を確認の上、受理した講演について、8月31日(水)頃に要旨提出者に受理通知をお送りします。
一般講演プログラムの公開予定日は9/3(日)頃を予定しています。
9.巡検・講習会
今大会では、幻の鍾乳洞巡検、講習会「安全なケイビング活動のコツ。リーダーとして身につけるべき技術」、SRT基礎講習、洞窟測量講習を実施します。
参加希望者は8/20(日)までに
こちらより申し込みを行ってください。
講習会参加者については、保険料や消耗品代等として別途1,000円申し受けます。巡検・講習会参加費は大会当日、徴収します。
宿泊希望者は、大会前日(9/7夜)から講習会場である「ふれあいセンターながの村」にシュラフ持参の方に限り提供可能です。希望者は8/20(日)までに
こちらより申し込みを行ってください。
畳敷きの複数の部屋に宿泊する形となります。相部屋になりますので、コロナ等感染症が気になる方はホテル等を利用してください。巡検、各講習の詳細は次の通りです。
①幻の鍾乳洞巡検(講師;木村颯)
幻の鍾乳洞にあるアラゴナイトなどの洞窟鉱物を観察しながら、その成因を化学的な観点から解説する巡検を行ないます 。ヘルメット、ライト、つなぎ等横穴装備を持参してください。
なお、洞口までの山道は整備されているものの傾斜が大変厳しいので、熱中症にはくれぐれも注意してください。
(洞口まで片道約30分歩きます。標高差は約150mありますので、体力に自信のない方はご遠慮ください。)
幻の鍾乳洞巡検については洞窟保護の観点から1回につき10名までに制限します。参加希望者が多数の場合は抽選とします。抽選となった場合、抽選結果については8/27(日)までに連絡します。
<日時>
1回目巡検 9/8(金)
8:00 ながの村集合
8:30 花面公園出発
9:00 入洞開始
12:30 出洞完了
13:00 花面公園着
2回目巡検 9/10(日)
13:00 ながの村集合
13:30 花面公園出発
14:00 入洞開始
17:30 出洞完了
18:00 花面公園着、解散
②講習会
「安全なケイビング活動のコツ。リーダーとして身につけるべき技術」講習(講師;森住貢一、中込幸子)
合宿や活動のリーダー候補者を対象とした講習です。洞窟事故の原因、低体温症、事故にならないための準備、体制といった事前に気にかけることや搬送の難しさについての座学のほか、サバイバルテン トの作成、アッセンダー等を使った確保方法の講習を行います。
<日時>9/10(日)13:30~16:30
<場所>ながの村講堂(旧体育館)
<装備>持っている人は竪穴装備(ハーネスを含めたSRT装備)
「SRT基礎」講習(講師;山西敏光)
SRTを初めて体験する人、もしくは経験はあるが基礎から学びたい人を対象とした講習です。SRT装備について、アッセント、ディッセントの基本、チェンジオーバーその他SRTの基本的な講習を行います。 1回目、2回目とも同じ内容になります。
<日時>
1回目 9/8(金) 9:30~12:00
2回目 9/10(日)13:30~16:00
<場所>ながの村
<装備>SRT装備一式(無くても可)、ヘルメット、手袋(軍手で可)
「洞窟測量」講習(講師;石川典彦)
洞窟調査の基本である測量についての講座です。洞窟測量に関して、初級(一般的な洞窟測量)から上級(3D測量)の知識を学んでいただきます。
時間があれば、初心者向けにコンパスの扱いの実習をしたいと思います。
<日時>9/10(日)13:30~16:30
<場所>ながの村
<装備>特になし
10. 公開講演会「世界が認める『幻の鍾乳洞』の魅力」(参加無料)
<日時>9/9(土)14:30~16:30
<場所>総合交流センターじんせきの里
○横山 英揮(元永野を考える会)
「町おこしと鍾乳洞」
幻の鍾乳洞(再)発見の経緯や保護活動を通じた町おこし活動についてお話します。
○吉村 和久(九州大学名誉教授)
「幻の鍾乳洞の科学よもやま話」
幻の鍾乳洞には国内の鍾乳洞ではなかなかお目にかかれない鉱物でできた鍾乳石があります。
どのようなものか、なぜここにあるのかなどの不思議を解明するための研究成果とともに、幻の鍾乳洞にまつわるいろいろな話をします。
実験もお見せする予定です。
○後藤 聡(アジア洞窟学連合副会長)
「幻の鍾乳洞の価値」
幻の鍾乳洞には日本では極めて珍しい曲がりくねった鍾乳石や針状の形をした鍾乳石があります。
これは世界を見渡しても、やはり一部の洞窟にしかなく厳しく保護されています。
幻の鍾乳洞と世界の洞窟を比較しつつ、幻の鍾乳洞が日本にあることの魅力をお話しします。

PDFはこちらからご覧ください。
11. 交流会